株式公開目指し６月１日付で社名変更
西日本教育社 新社名は「明光Ｖコーポレーション」
九州、山口地区で学習塾などを展開する㈱西日本教育社（福岡市中央区薬院三丁目、肥川正嗣社長）は、二〇〇八年度をめどに計画している東証一部での株式公開に伴い、六月一日付で社名を「㈱明光Ｖコーポレ
ーション」に変更した。
今後の事業拡大に向けた資金調達と財務体質の強化を目的に、新社名で企業ブランドの確立を目指す。同社は近年、主力の学習塾経営に加え、卒業生向けの生涯学習や様々な資格取得における支援事業、さらには介護・福祉サービスへも本格参入するなど事業領域を拡大。肥川社長
は「学習支援分野で培ったノウハウを生かし、『生活支援』さらには『人生支援』へとスタンスを広げ、地域に貢献できる企業をつくる」と話している。公開時の売上高は百億円を見込んでいる。
同社は一九七五年五月に福岡教育学園として創業、八四年二月設立、資本金は五千万円、売上高は二十一億円（〇三年一月期）、従業員数は
百一人、個別指導型「明光義塾」と集団指導型「ena-top・n」を計二百三十教室展開しており、生徒数約一万六千人は西日本最大。
肥川社長は四七年十二月十七日生まれの五十五歳、福岡市東区出身、北九州大学卒、趣味はゴルフ。 来年度中に福岡市中央区薬院周辺に新社屋建設
また同社は、来年度中に福岡市中央区薬院地区に新本社ビルの建設を計画している。
事業拡大および生徒数増加に伴い現事務所が手狭になったためで、現社屋周辺立地で用地を物色している。ビルは八階建てで、延べ床面積は
現在の一・五～二倍の規模となる二千～二千六百㎡を計画。年内までに用地を取得し、早ければ来年度初頭に着工する。肥川社長は「生徒の学習意欲が高まる環境づくりができれば」と話している。
2003.06.10 発行 週刊経済より
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