コーヒーの焙煎加工並びに販売などを手掛ける株式会社ドトールコーヒー（東京都渋谷区神南一丁目、鳥羽博道社長）は、七月十一日、福岡市博多区博多駅中央街一丁目に福岡では十六店舗目となる直営店をオープン する。
　ＪＲ西日本との共同事業で、博多駅筑紫口側の活性化を図るもの。店舗名は「ドトールコーヒーショップ博多駅いきいき通り店」。場所はヨドバシカメラ向かいの博多駅中央街「いきいき通り」沿い。店舗面積は三十三平方メートル、客席数は五十三席。総投資額は七千万円。 　メニューは、コーヒー、ジュース、その他ドリンク、サンドイッチ、デニッシュ、ケーキなどを取り揃える。スタッフは二十六人（社員は一人）。予想平均客単価は三百二十円で、初年度売上目標は八千五百万円を見込んでいる。
　同社福岡事業所は「九州全県で五十店舗体制構築を目標に、いつでも 気軽に立ち寄れるコーヒー専門店というコンセプトで展開を進めてきたい」と話す。
　同社は一九六二年四月設立、資本金は六十億七千二百四十三万円、売上高は五百億円（〇三年三月期）、従業員は八百五十一名。セルフ型コーヒーの先駆者的存在で、関連ショップを含め全国で千店舗以上を展 開。台湾、韓国、ウクライナへの海外進出も果たしている。
2003.07.8 発行　週刊経済より