logo
 
2003年9月4日

3年後めど連結経常利益3倍の3億円目指す

不動産中央情報センター 関連会社の黒字転換図る

 不動産賃貸・売買仲介の株式会社不動産中央情報センター(北九州市小倉南区富士見二丁目、瀧谷嘉彦社長)は七月十九日、新三カ年計画を発表、二〇〇六年六月期で〇三年六月期と比べて三倍となる連結経常利益三億 円を目指す。
 新三カ年計画では、本体の不動産事業を主軸に、高齢者住宅などのシニアライフ事業、関連会社の株式会社デマンド倶楽部(北九州市小倉南区下城野一丁目、井上勲社長)が手掛ける不動産関連サービスのネットビジネス事業を三本柱に展開。経常利益を重視しているため、売上目標は特に 設定していないが、@管理物件入居促進、A管理仕入強化、Bゆうゆう一番館の満室運営、C資産活用コンサルティングの推進を最重点項目に掲げ、各事業の連携効果で連結経常利益三億円を達成させる方針。
 不動産事業は「住情報産業」として、北九州市内のあらゆる賃貸物件情報、中古や新築、マンション、戸建住宅など持ち家情報を一元的に把 握、供給体制を構築していく方針。また、新築マンション視察など社員研修を強化し、入居者ニーズへの的確な対応と満室経営を目指す。特に資産運用(プロパティマネジメント)は、投資物件のアパマンショップ事業の強化と、管理物件の効率運用や賃貸管理システム構築を進める。資産活用(アセットマネジメント)は、売買物件で迅速でタイムリーな 対応体制を構築し、企画物件ではペット同居型マンションなど新しいコンセプトマンションの企画力向上に努める。
 高齢者向け優良賃貸住宅「ゆうゆう共和国」運営などのシニアライフ事業では、他社のグループホームやケアハウスなどへの視察や研修・勉強会を徹底し、サービス内容の充実を図る。ハード面でも、計画的な建 物や設備の補修・改修など快適な住空間提供に努める。また、これらの実績を生かした高齢者住宅の事業化計画、運営実務までのコンサルティングも手掛けていく。
 ネットビジネス事業では、今春には浄水機器リースなどの株式会社ゆうゆう共和国と二十四時間緊急通報サービスの株式会社デマンド倶楽部を合併し、経 営効率化を推進。全国の不動産業者間のネットワークを生かし、不動産に付帯する二十四時間緊急時対応サービスや、浄水機器事業、賃貸管理実務研修の展開を積極化し、黒字転換を図る。

04年6月期経常利益は30%増の1億3000万円見込む

 また、同社は、二〇〇四年六月期で売上高が前期比約六%増の十七億円、経常利益が同三〇%増の一億三千万円を見込んでいる。
 前期の決算はまだ確定していないが、売上高が前期比約六%減の約十六億円、経常利益が同二倍の約一億円となる見込み。前期は、売買部門 の情報一元化やスタッフ間の連携などに取り組み、入居率が〇二年六月期の八〇%から、同九〇%と純増に貢献している。こうした取り組みの継続に加え、今期は新たに入居推進係を設け入居率一〇〇%を目指す。〇二年六月期は黒字月が八カ月、〇三年六月期は同十カ月と順調に黒字月を増やしており、今期は全月黒字化も達成する考え。瀧谷社長は「経 常利益はやや控えめ」と話し、発表を上回る増益を見込む。
 また、七月一日付で成果型人事・給与制度を採用。まずは今期を試行期間とし、来期から本採用する計画で、社員の意欲向上につなげたい方針も打ち出している。

2003.07.29 発行 週刊経済より

※上記の記事は弊社が発行するニュース速報紙「週刊経済」の一部抜粋記事です。他企業の詳細情報まで御覧になりたい場合は、御購読をお勧めします。また、その他に御質問・御要望などございましたら下記に御連絡下さい。
メールは、info@fukuoka-keizai.co.jp  連絡先は、092ー474ー4455 インターネットNEWSリリース担当 高嶋まで
HOME月刊ふくおか経済最新号ニュース投稿/取材依頼広告掲載人材採用/転職お問い合せ 会社案内
Copyright (C) 2000 fukuoka keizai. All rights reserved. 掲載記事の無断転載はお断りします。