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2003年9月8日

屋上緑化向けのコケ植栽タイルを発売

東屋宇部コンクリート工業 乾燥に強い種でメンテ軽減

 生コン、コンクリート二次製品製造の東屋宇部コンクリート工業株式会社(前原市富、末松大吉社長)は四月、屋上緑化向けのコケ植栽タイルを発売した。
 コンクリート需要の鈍化に伴う、新規事業開発の一貫として研究していたもので、子会社イーサービス株式会社(同市有田、末松社長が兼務)を通じて発売した。基本商品はスナゴケ、ハイゴケという種のコケを用いて、三十p角のプラスチックトレーやコンクリートのパネルに植え付けたパネル形式で、価格は一枚二千円、一平方メートルあたり二万二千円。このほ か、網に種苗を植え付けて法面などに育成させる植生ネット形式などがある。生命力が強く、乾燥や直射日光に耐える種のコケで、通常のプランターに園芸植物を植える方法に比べ、散水や施肥が不要で、メンテナンスの手間が軽減できる。同事業を通じ、初年度四千万円の売り上げ増を見込む。「福岡市でも、屋上緑化に対する補助金制度が始まってい る。緑化コケは、簡便で効果の高い緑化方式として、この需要にうったえてゆく」(担当の出雲昭徳専務)と話している。
 同社は一九五三年四月設立、資本金五千万円、従業員は五十人、〇二年一月期売上高は約十億円。

2003.08.5 発行 週刊経済より

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