アイランドシティ中央公園に緑関連の中核施設を建設
福岡市 体験学習機能など15億円をかけて整備
福岡市東部の博多湾内で進んでいるアイランドシティ整備計画で、福岡市は同地区のシンボルとして整備するアイランドシティ中央公園内に、緑に関する体験学習や実技、講義ができる中核施設を建設する。
緑に関する啓発をはじめ環境共生のまちづくりの学習や市民活動に活用できる機能、休憩スペースなどを設ける考えで、公園の南西側の一角に約十五億五千万円かけて整備する。名称は「緑の建築」(仮称)で、今年三月に着工し、来年四月の完成。施設は北・中央・南の三ブロックに分けて、北ブロックはグリーンギャラリー(多目的ギャラリー)、中
央ブロックは亜熱帯・熱帯環境学習コーナー・レストコーナー・緑の相談コーナー・公園管理事務所・トイレ、南ブロックはガーデニング体験学習施設・ワークショップコーナー、トイレを整備する。また、屋上ガーデンも設ける。建築面積は約五千百u、延べ床面積は約五千u。
中央公園は住宅ゾーンや新産業・研究開発ゾーンがある北東側に位置 し、島中央を横切る幹線道路・臨海道路「アイランドシティ1号線」と都市計画道路「香椎アイランド線」に囲まれたエリアに整備される。面積は約十五・三haで、〇五年秋開催の第二十二回全国都市緑化ふくおかフェアのメーン会場になる。公園整備は〇九年度に完了させる計画だが、同フェアまでに基本的な整備は終える方針。
2004.1.14 発行 週刊経済より
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