弁当・総菜製造販売業のヤマゴ食品(筑後市新溝、中山博友会長)と食品卸売業のベストアメニティグループ(三潴郡三潴町、内田弘代表)で自然食レストランを展開する一日一膳(同)は、四月一日付で
合併し新会社一膳やまごを設立した。
業務統合による効率化とさらなる事業拡大を目指すもので、ヤマゴ食品が存続会社として一日一膳の一部業務を引き継いだ上で、ベストアメニティグループの傘下に入る。新会社の資本金は二千万円(出資比率は両社五〇%)で、代表取締役会長に内田弘ベストアメニティ社
長、代表取締役社長に中山博友ヤマゴ食品会長が就任する。本社は現ヤマゴ食品本社に置き、合併後の従業員数は二百五十人、初年度は二十五億円の売上高を見込んでいる。
今後同社では、弁当総菜販売店を展開する「弁当総菜事業部」と、自然食レストランを展開する「レストラン事業部」、さらにこれら向けの
食材提供、および園児食、介護食、医療食、練り製品などを製造する「製造事業部」の三部門を柱とし、営業エリアの広域化と投入商品の充実を図る。中山博友ヤマゴ食品会長は「両社の食に対する理念が一致したことで今回の合併に至った。これからも従来の方針を変えず多くの市場に健康食材を提供していきたい」と話している。
なお新会社の役員は以下の通り。
▼代表取締役会長 内田弘▼代表取締役社長 中山博友▼専務 中山善博、久保洋子▼常務 中山敦夫▼監査役 須田直之
年内までに9店舗の新規出店
また同社は年内までに、自然食レストラン、弁当惣菜店など新たに九店舗の出店を計画している。
まず近々に福岡岩田屋の開業に合わせ、同店内にレトルト商品・真空総菜専門店の「良菜一膳」と、料理評論家の上村節子氏とタイアップしたオープンキッチン型の弁当惣菜店「上村節子の旬菜キッチン」を出店、また同時期に小倉井筒屋、博多井筒屋と福岡市中央区天神地区で弁
当惣菜店「おさいまま旬」を新規開業する。それ以降の出店場所、時期などは未定だが、自然食レストラン「キャトルセゾン旬」、「自然食 季粋」を熊本、佐賀、東京地区で展開する計画が進んでいる。
ヤマゴ食品は一八九四(明治二十七年)創業、一九七九年八月設立、資本金一千万円、売上高十五億円(〇三年六月期)、従業員数百六十人。
中山会長は筑後市出身、五二年一月二十四日生まれの五十二歳、八女高校卒、趣味はクラシック音楽鑑賞。
ベストアメニティグループは、九〇年四月に中核となるベストアメニティ(資本金一千百万円)を設立、現在は前述の一日一膳ほか、自然食ペットフード会社、雑穀米の焼酎会社、農業法人など九つの会社を運営する。グループ売上高は約五十億円、グループ従業員数は四百十六人。
内田代表は大分県佐伯市出身、五七年四月十三日生まれの四十七歳。
2004.2.17 発行 週刊経済より
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