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地下鉄開業に合わせて今年中に正門を移設
福岡大学 グランド移設を含む再配置も検討へ
福岡市城南区七隈八丁目の福岡大学(山下宏幸学長)は、来年二月の地下鉄3号線の開業に合わせて、今年中に正門を移設する。
地下鉄・福大前駅近くの西門側に移設するもので、今夏頃に着工し、年内完成を目指す。アプローチは全長約八十mで、幅九mの歩道と幅八mの車道を設け、歩道の両側にはクスノキの並木を植樹する。また、西門近くに集中しているグランドやプールは、外環状道路の関連工事が終了する〇六年度以降に移設する計画で、今年中に再配置計画を決定。来年度は中長期施設整備計画の三年ごとの見直しの年に当たることから、
夏休みまでに学部学科の再編などのソフト面を検討。その結果を受けて、グランドなどの移設後の施設見直しを検討する。山下学長は「グランド移設後の用地には、優先順位を付けて講義棟や研究棟の建設を進めたい。現正門近くの文系の事務所棟も、多目的な機能を持つ管理事務棟として移設したい。また、道路をはさんだ大学病院側のグランドはメデ
ィカルゾーンに位置付け、外来棟のリニューアルも考えている」と話している。
正門近くの6階建て法学大学院棟が完成
また、現正門近くの工学部キャンパス内に建設していた一部七階建て法学大学院棟は二月末に完成した。
材料力学実験室と熱工学実験室跡に建設していたもので、延べ床面積は約六千u。一・二階は図書館となる工学部分室で、座席数は二百七十六席。二〜六階が法科大学院となる。七階は電気室。法学大学院は今年四月の開校で、定員は五十人。標準修業年限は三年を原則とし、法学既修者は二年。初年度は二百人以上が受験した。また、文系センター近くに建設している七階建ての薬学部棟は来年一月に完成する。
2004.2.24 発行 週刊経済より
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