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ソーラー式携帯電話充電器を発売
アーバンオフィス 価格は3800円
電話秘書代行、レンタルオフィスなどのアーバンオフィス(福岡市博多区博多駅東二丁目、池田孝子社長)は昨秋、ソーラー式携帯電話充電器を発売した。
これは、宮崎県のベンチャー企業ジェット・NEKO(小橋川時文社長)が開発したソーラー式の携帯電話充電器で、商品名は「ソラねこ」。小型で持ち運びが出来るため外出先での急な充電や災害時の電池不足の事態にも対応できる。従来の充電器は、過充電で携帯電話が故障するなどの問題があった。同商品は充電器と携帯電話の接続時に、自動
的に電流を計測し、調整できるシステムを内蔵、そうした問題を解消しているという。NTTドコモ、ボーダフォン、エーユーのほとんどの機種に対応、電源や乾電池を使用せずに五百回程度は繰り返し使える。小売希望価格は三千八百円(税別)。本体は屋外の直射太陽光の下で三〜六時間蓄電し、同本体から携帯電話への充電は二十分ほどで約七○%以
上の充電が可能。また、二十四時間以上連続使用できるLEDライト付き。現在、同社では大手携帯電話販売会社と契約し、三月には関東地区、同月中旬には九州地区の携帯電話販売ショップの店頭に並ぶ予定。同社では「ソーラー電池使用で環境にも配慮した商品。本体背面は広告媒体にもなるのでノベルティグッズとしても活用していただきたい」と
話している。
病院・介護施設向け人材育成事業を開始
また、同社は今年から病院・介護施設向けに人材育成事業を開始した。病院や介護施設で働くホームヘルパーは、主婦のパートが多く接遇マナー面でクレームにつながるケースも少なくないという。同社の主力業務である電話秘書代行業を生かして接遇マナーなどの人材育成事業に力を入れていく。同社では「その他にも、企業の幹部クラス、中堅社員の人材育成にも力を入れていきたい」と話している。
同社は一九七七年七月創業、一九九一年五月設立、資本金は一千万円、売上高は一億三千万円(二〇〇三年五月期)、従業員数は三十八人(正社員八人)。
池田社長は宮崎県日向市出身で一九三八年九月十六日生まれの六十五歳。最終学歴は宮崎県立富島高等学校、趣味は占いと水泳
。
2004.3.3 発行 週刊経済より
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