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小規模有料老人ホーム事業を開始
スチールハウス九州 今年7月から
SH(スチールハウス)工法による鉄骨作りマンションの設計・施行・販売などを手掛けるスチールハウス九州(福岡市中央区大手門一丁目、前田和弘社長)は、今年七月から小規模有料老人ホーム事業の建設、受託運営事業を開始する。
同社では、半年前から高齢化社会における土地有効活用手段の一環として、同施設の開発に取り組んできた。デイサービスセンター、短期宿泊、訪問介護、高齢者共同住宅という複数のサービスを一体化、入居定員九人までの小規模多機能ホーム型で展開していく。施設名は「ウェル
ーム」。一階は住居(九室)と共有のキッチン&リビング、二階にデイケアルーム(四十五・五四u)と共有スペースを造る。四〜五人のスタッフが常駐、地域病院とも提携し定期的な往診を行う。
運営・管理業務の子会社ウェルーム(仮称)を立ち上げ、業務を受託する。福祉・介護面は日本ウェルケアがサポート。家賃、食費、光
熱費などと介護保険負担分を加え、月利用料を十万円から十二万円に設定。また、土地オーナーには、二十年間で家賃の八〇%を借り上げる一括借り上げシステムを採用、長期にわたり安定的な収入が得られるよう保証する。さらに、「ウェルーム」の周囲(車で十五〜二十分程度の距離内)には、介護認定者を対象とした平屋一戸建てでバリアフリー仕様
の高齢者対応アパート「ウェルハウス」を建設していく計画。
同社は「高齢化社会のニーズに応える長期安定型の投資物件としては最適。地域福祉にも貢献できる」と話している。
同社は一九九二年四月設立・創業、資本金一千万円、従業員三十五人。前田社長は、長崎県島原市出身、一九五五年十一月二十七日生まれの四十八歳、九州理工専門学校卒、趣味はゴルフ、釣り。
2004.3.9 発行 週刊経済より
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