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2004年5月18日

年内にもジャスダック市場に株式上場へ

ワールドインテック 昨秋には増資を実施

 人材コンサルティング・アウトソーシングなどを手掛けるワールドインテック(北九州市小倉北区米町一丁目、伊井田栄吉社長)は、年内にもジャスダック市場への株式上場を計画している。  同社では二〇〇二年十二月期決算の数字をもとにした株式上場の準備を進めていたが、株式市場の低迷に加えて拠点展開や人材確保・教育などの投資の継続を優先させるため上場を延期、今年十二月期決算をもとにした上場を予定していた。しかし、〇三年十二月期決算が予想を上回る業績だったことや投資が一息ついたこともあり、一年前倒しして上場 を目指すことになった。  
 これに先立ち、昨年秋には「公開前最後の増資」(伊井田社長)として銀行や保険会社を引受先とする第三者割当増資を実施、十月十五日付で資本金を九千七百五十万円から一億二千八百三十万円としている。今後は六月中間期決算の数字を見て、最終的に上場時期を決定する。なお 主幹事証券会社は大和証券SMBCを予定している。  

 上場について伊井田社長は「業界認知を上げ、社会的信頼を得ること、さらに優秀な人材を確保することが上場の理由」と話している。  

12月期決算の売上高は73%増の125億円  

また、同社の二〇〇三年十二月期決算の売上高は前期比七三%増の百二十五億円、経常利益は約三億円増となる四億八千万円となった。グループ売上高も前期の八十二億円から百五十五億円に増加した。  
  前々期(二〇〇二年一月〜十二月)は、さいたま営業所、東京営業所、大阪営業所、北関東営業所を開設したほか、化学系、生物系、医薬 品関連など各種分野の研究開発・臨床開発を手掛ける人材の総合的提案をする研究開発本部(現R&D事業本部)を設置。こうした積極的な拠点開設および人材教育強化の動きが売上増につながった。また利益面でも前々期の積極的な投資の反動の影響もあり、大幅増となった。  今期は東北地区の日本海側や中日本地区に十カ所程度の拠点開設を予 定しているほか、引き続き人材教育分野への投資を継続、売上高で百五十億円、経常利益で六億円を見込んでいる。   
同社は一九九三年二月の創業・設立。資本金一億二千八百三十万円。従業員は五千五十人。電子・半導体などのメーカーを中心に経営資源・構造の見直しを含めた総合人材提案事業で売り上げを伸ばしている。  伊井田社長は京都市出身で、一九五六年五月五日生まれの四十七歳。大谷高校卒。趣味は仕事、読書、食べ歩き、ガーデニング。

2004.3.23 発行 週刊経済より

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