5年後をめどに東証2部への株式上場を計画
南陽 売上規模の拡大に伴い
総合機械商社の南陽(福岡市博多区博多駅南五丁目、武内G次社長)は五年後をめどに、東京証券取引所二部への株式上場を計画している。
同社では一九九四年十一月に福岡証券取引所に上場、数年前から東証への上場を目指してきた。二〇〇一年三月期には携帯電話の需要増に伴いハイテク機器の販売額が急増し、売上高が初めて三百億円を突破。さらに今年三月期連結決算でもデジタル家電などの好況により経常利益ベースで過去最高の数字が見込まれ、〇五年三月期には売上高、経常利益
とも過去最高の業績を予想するなど、売上規模四百億円が視野に入ってきたことを受けて東証上場を目指す。
二月には経営効率化・収益力強化を目指して建設機械のレンタル子会社三社を合併し、今期(二〇〇四年四月〜)には残る二社も統合を予定。一方で中国を中心にした中古機械販売の強化や産業機器の取扱アイ
テムを拡充など、経営体質の強化を進めている。
武内社長は「目標をはっきりさせ、有言実行の精神を持って臨みたい」と話している。
同社は一九五〇年五月の創業、一九五三年八月の設立。資本金十一億八千百八十七億円。従業員百六十七人。二〇〇三年三月期の連結売上高
は三百三億六千四百万円、経常利益は八億八千四百万円。
武内社長は北九州市出身で、一九三二年二月三日生まれの七十二歳。慶応義塾大学経済学部卒。趣味はゴルフ。
2004.4.13 発行 週刊経済より
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