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2004年8月31日


2年内をめどに福岡市近郊に1万3000u超の物流拠点

ニシヒロ 投資額は10億円超を見込む

 陸上貨物運送業のニシヒロ(福岡市東区蒲田二丁目、西尾史郎社長)は二年内をめどに福岡市近郊に一万三千u超の物流拠点の開設を計画している。
 同社は〇二年四月から、トラックの空いたスペースに荷物を積み合わせ、路線便に比べ安価に運ぶ「ダイエ
ット便」を本格的に開始。同時に甘木市にダイエット便の物流拠点「甘木トランスファーステーション」を開設、関東、関西から入って来た荷物を九州全域向けに積み替えていた。しかし、入ってくる荷物の多くは福岡向けに集中していることから、福岡市近郊にも物流拠点開設を計画するもの。また福岡から九州内に出るダイエット便の物流拠点としても活用するほか、一部は特定の荷主の倉庫機能にすることも検討している。
 西尾社長によると現在、金融機関に福岡市東区・粕屋郡などを候補地とし、用地探しを要請している段階。敷地は最低一万三千uと甘木トランスファーステーションの四倍以上の規模を想定。投資額は敷地面積にもよるが、建築費など含めて十億円超を見込んでいる。営業拠点は移すが、経理などの本社業務は現本社に残す予定。
 同社は一九六七(昭和四十二)年に西廣運送汲ニして設立。九六年九月に株式会社に組織変更するとともに、現社名に変更。資本金は二千万円。正社員数は九十一人。〇四年三月期は〇二年四月の「ダイエット便」開始効果などで売上高が前期比一七%増の三十九億円と九期連続二ケタの増収だった。今期はさらに同二七%増となる売上高五十億円突破を見込んでいる。

新会社設立し鳥栖でハーレー正規販売店運営

 また同社は六月七日に新会社、バードランドを設立し、鳥栖市でオートバイの「ハーレーダビッドソン」正規販売店の運営を開始した。
 ハーレーダビッドソンジャパンは同社のダイエット便の顧客であるほか、西尾社長は七七年以来、ハーレーダビッドソンを愛車としている。今回は広島のバルコムモータースが運営する佐賀県鳥栖市姫方町嫁坂の正規販売店「ハーレーダビッドソンバルコム/鳥栖店」を引き継ぎ、「ハーレーダビッドソン佐賀」と店舗名を変更した。
 また九月初旬には鳥栖筑紫野道路を抜けた鳥栖市養父町に同店舗・工場を移転する予定。敷地面積は約二千六百四十u。建物は平屋建て(一部二階建て)で、店舗面積が七百六十u、工場面積が百七十u。店舗は賃貸物件で、現在オープンに向け改装している。
 西尾社長は「バイク販売は全くの異業種だが、縁あって進出した。ダイエット便を展開する運送業同様に、これまでにない店舗にしていきたい」と語っている。

2004.7.21 発行 週刊経済より


※上記の記事は弊社が発行するニュース速報紙「週刊経済」の一部抜粋記事です。他企業の詳細情報まで御覧になりたい場合は、御購読をお勧めします。また、その他に御質問・御要望などございましたら下記に御連絡下さい。
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