光線力学的療法を開始
林眼科病院 県内民間病院では初
医療法人社団研英会林眼科病院(福岡市博多区博多駅前四丁目、林研院長)は、九月一日から眼科疾患の加齢黄班変性症の治療となる、PDT(フォトダイナミックセラピー)機を導入し、福岡県内の民間医療機
関では初となる光線力学的療法を開始した。
加齢黄班変性症は欧米では成人の失明原因の第一位であり、日本でも患者数が増加している疾患。同症は加齢に伴い眼底の網膜下に新しい血管(脈絡膜新生血管)ができ、著しく視力が低下するもの。従来はこの疾患について有効な治療方法は開発されていなかったが、同機によりP
DTの特殊なレーザー照射で新生血管を閉塞させ退縮させることが可能となった。同院の高橋典補医事課長は「現在まで加齢黄班変性の疾患に対しては効果的な治療はなかったので、今回のPDTである程度従来に比べて進んだ治療が可能となるはず」と話している。
同院は一九六一年七月創業、一九八一年七月設立、診療科目は眼科、 従業員数は百三十七人。白内障疾患の治療数は約二千七百例、網膜復位術は五十一例、緑内障手術は百七十五例、硝子体手術は二百七十七例、角膜移植は四十例に上る(二〇〇三年度実績)。
PDT機は公的機関では九州大学病院、産業医科大学病院が導入している。
2004.9.28 発行 週刊経済より
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