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2004年12月6日


東証2部も視野に株式公開

丸美 3年後をめどに

マンション総合管理の丸美(福岡市中央区大名二丁目、金丸近社長)は、三年後をめどに、東京証券取引市場第二部も視野に株式公開を目指している。
 信用力と資金調達力の強化を目的にジャスダック上場を目指す同社は、東証二部も視野に入れ、株式公開の準備を進めていく。〇四年三月期の売上高は、約五十三億円で、二年後の二〇〇六年三月期決算の売上高見込みは百五億円。マンションデベロッパーと共同で新規マンションを建設・販売する「共同事業」と収益ビルを購入し、入居率を高めるリ フォームによって収益力を高め、SPCを活用した「不動産流動化事業」を積極的に展開していく方針で大幅な増収を見込んでいる。「共同事業」では、土地の確保、物件の選定や企画、販売促進を共同で進め、収益の分配を受けているという。「不動産流動化事業」でも、新規開発案件も積極的にSPCを活用して流動化を進めていき「共同事業」と連 携して新規マンション建設を促進し、物件管理の増加を図っていく。
 同社はこれまで、本社ビルを証券化し、自社所有のビル三棟と共同事業による新築マンション(〇五年完成)二棟を流動化している。また、マンション管理事業、賃貸管理事業を基幹業務としおり、マンションでは福岡を中心に約一万五千戸を管理、賃貸物件では、約五千百六百戸を 管理している。

 グリーンシートに登録

 また同社は十月一日付けで日本証券業協会が運営する未公開企業の証券市場「グリーンシート」に登録した。
 これは、三年後の株式公開のためのステップとして社内体制の基盤整備を図ったもの。グリーンシート・エマージング区分に指定され、同時に同市場で過去最大となる十億円の資金調達を予定している。取引先や事業協力者を対象にした四十九人以下の私募増資で調達し、運転資金やM&Aなどに活用していくという。  同社では「今後は、不動産の流動化やM&Aにより管理数を伸ばし、株式公開でより一層信頼されるマンション管理会社を目指していく」と話している。
 同社は、一九七六年五月創業、八四年九月設立。資本金は四億九千八百万円。従業員は百六十五人(二○○四年三月末現在)。

2004.10.5 発行 週刊経済より


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