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2005年1月12日


国民宿舎「千石荘」をリニューアルオープン

山口油屋福太郎 総工費は8億5000万円

外食資材卸・「味のめんたい福太郎」メーカーの山口油屋福太郎(福岡市南区五十川一丁目、山口毅社長)は十一月十一日、同市早良区石釜の国民宿舎「千石荘」をリニューアル、宿泊施設「湧水千石の郷」 を開業した。総工費は八億五千万円。
 これは、二〇〇〇年に閉鎖した同施設を再開してほしいという地元からの要望を受けたもので、自然に囲まれた環境を活かした施設を目指す。敷地面積三万九千八百四十u、建築面積一万千四百四十三・八一u、三階建てで延べ床面積は千五百四十四u増築し、四千百五十一u、 駐車場は百三十台収容可能。一階部分に、和室一般宿泊客用八室、団体むけ客室、和室大宴会場(百人収容)、休憩室、軽食スペース、売店を設置。二階部分は、レストラン「ひめほたる」、和室中広間(三十人収容)三室、洋室ホール(八十〜百人収容)、小会議場(十二人収容)。同レストランは地元の野菜を使い自然食を取り込んだヴュッフェ形式 で、八十種類の料理と四十種類の飲物をそろえており、テーブルは百二十席、客単価はランチ千五百円でディナーは千八百円。三階部分は展望浴場「千石華やぎの湯」で、大浴槽・屋久杉風呂・気泡風呂・遠赤外線サウナを併設している。また、〇五年四月、二・三階部分に介護が不必要な健常者用老人ホーム十五室のオープンを予定している。  施設利用料は一人当たり一泊二食で八千円、日帰り入浴のみで六百円。平日は一日三百人、土日祝日は同六百人の利用を見込んでおり、山口社長は「今回民間でいい結果が出れば、行政から民間への委託が積極化し、福岡市の活性化につながる。石釜に関しても、五十年後に地元の子供たちにとっていいふるさととなりうる施設・町づくりをしたい」と 話している。
 同社は一九〇九年三月創業、資本金は千万円、二〇〇三年十二月期決算の売上高は八十四億八千八百八十六万円、経常利益は三億六千六百万円。関連会社は、福太郎本舗・福太郎インポート・ぎょらん・山口倉庫・福太郎天神テルラ。

2004.11.2 発行 週刊経済より

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