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１月１日付で「ＡＮＡセールス九州」に社名変更
ＡＮＡセールス＆ツアーズ九州 業容拡大受けて
全日空グループで旅行業のＡＮＡセールス＆ツアーズ九州（福岡市中央区天神一丁目、菊池克頼社長）は、来年一月一日付で「ＡＮＡセールス九州㈱」に社名変更した。
同社は旅行業を中心に全日空グループの九州における営業戦略会社として位置付けられてきた。加えて、販売面において昨年四月から、全日空本体のエアラインセールス事業の全面受託を受けたことにより、グループの販売部門としての位置付けを内外にアピールするために社名変更する。新社名には旅行販売に加え、エアライン（ＡＮＡ）の座席についても責任を持って売っていくという意味があるという。
従来、全日空グループの旅行会社には海外旅行のホールセラー「全日空ワールド」、国内旅行のホールセラー「全日空スカイホリデー」、販売会社の「全日空トラベル」の三社があった。昨年四月にこれら三社が統合し「ＡＮＡセールス＆ツアーズ」グループを形成、同時に同社も「ＡＮＡセールス＆ツアーズ」グループの九州地区現地法人として業務を開始していた。
04年度上半期取扱高は前年同期比10％増の約190億円
また、同社の二〇〇四年度上半期の取扱高は前年同期比一〇％増の約
百九十億円となった。
夏休み期間中の旅行需要が弱含みだったことと、台風上陸などマイナス要素があったが、国内・国際ともに販売目標を達成。国内旅行商品のスカイホリデーはゴールデンウイークの翌日配列が良かったことやキャンペーン商品の他業種との連携や宣伝告知の効果で増額、国際旅行商品のハローツアーが主力のヨーロッパで好調だったことが寄与した。また、全日空本体のエアラインセールス事業の全面受託も増額につながった。〇四年度通期では前年比七％増の約三百八十億円を見込む。
同社は一九九六年六月設立。資本金は五千万円。従業員は二百八十六人。
菊池社長は宮崎県出身。一九五〇年十二月十八日生まれの五十三歳。北九州大学商学部卒。趣味はゴルフ。
2004.11.24 発行 週刊経済より
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