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2005年3月9日

 

05年は2〜3社のQボード上場見込む

ディー・ブレイン九州 

 株式公開コンサルティング、グリーンシート市場指定コンサルティングなどを手掛けるディー・ブレイン九州(福岡市中央区天神二丁目、出縄良人社長)は、上場支援をしている企業のうち〇五年に二〜三社が 福岡証券取引所の新興企業向け市場「QーBoard」(以下、Qボード)に上場することを見込んでいる。
 同社は、IPO(新規公開)専門証券会社ディー・ブレイン証券(東京都、出縄良人社長)と連携した上場支援事業で、地場ベンチャーの支援を手掛けている。以前から複数社のQボード上場の準備を進めてきたが、今年は二〜三社の上場実現を見込んでいる。Qボードへの上場は、二社目のジェイエムネット(福岡市、植木一夫社長)の上場に続き、今年は上場企業が増えると見られている。
 岸原稔泰取締役は「上場を目指す企業は増加しているが、マザーズ、ジャスダックは審査のハードルが高くベンチャー企業には難しい面もあった。一方で、Qボードは二社目の企業が上場するなど市場の見通しも明るくなり、成長企業の資金力、人材、知名度を向上させる市場として期待されている」と話している。
 同社は、九九年八月設立、資本金は二千万円、従業員数は五人。〇三年二月にQボード上場第一号となったビジネス・ワン(長崎市、甲斐 田啓二社長)のコンサルティングも手掛けている。
 Qボードは二〇〇〇年の開設。〇三年二月のソフトウエア開発会社のビジネス・ワンに続き、〇四年十一月にはジェイエムネットが上場している。

2005.1.18 発行 週刊経済より

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