北九州市、千葉県を中心に通所介護施設（デイサービスセンター）を展開するシダー（北九州市大畠一丁目、山崎嘉忠社長）は三月十七日付でジャスダックに上場した。
これは同社の知名度向上を図り、今後の施設展開を有利に進めるため。介護保険事業者の株式公開は九州初。新株式五十万株と創業者らが保有する五十万株も売り出す。発行価額は一株八百五十円。公募増資で調達する約三億八千万円は全額新規施設の開設に充てる。
株式の引き受けは日興シティグループ証券、新光証券、大和證券 エスエムブイシー、マネックス証券、三菱証券、丸三証券、岡三証券の七社。
同社はデイサービスセンター「あおぞらの里」を福岡県に十一、山口県下関市に一、千葉県に七、滋賀県に一の計二十施設を展開する他、昨年十一月に北九州市八幡西区黒崎に当社初の有料老人ホームを開設して
いる。
来期通所介護施設を４施設、有料老人ホームを３施設
また同社は来期、通所介護施設を四施設、有料老人ホームを三施設合わせて七施設の開設を計画している。
通所介護施設は福岡県内で一、下関市一、千葉県内に二施設計画している。有料老人ホームは〇五年末をめどに北九州一、福岡一、〇五年九月をめどに千葉県で一施設を計画している。
これまで同社の施設展開は計画通りに進めるために、全て土地を取得していたが、財務のバランスシート上で借り入れの部分が大きくなるため、今後展開する通所介護施設の半分程度は建て貸しで、有料老人ホームは全て建て貸しで展開する。
通所介護施設のモデルは土地面積六百六十㎡、敷地面積四百九十五㎡に二階建ての建物で、八十人に対応し、スタッフは二十八人。総工費は一棟あたり二億から二億五千万円。
同社では「地域のニーズを見ながら展開を進める」と話している。
同社は山崎社長と座小田専務が中心となって介護事業参入を意図し、医療法人財団・池友会の蒲池真澄理事が所有していた休眠会社福岡メディカル販売を福岡市から北九州市に移転。池友会が保有していた通所介護施設五つを買い取り、現社名に社名変更し二〇〇〇年十月に開業した。資本金二億七千二百七十八万円、売上高は三十七億七千四百万円（〇五年三月期売上見込み）、従業員五百三十一人。
山崎社長は一九五五年一月十一日生まれの五十歳、山口県出身、趣味は自転車、登山。
2005.3.8 発行 週刊経済より
※上記の記事は弊社が発行するニュース速報紙「週刊経済」の一部抜粋記事です。他企業の詳細情報まで御覧になりたい場合は、御購読をお勧めします。また、その他に御質問・御要望などございましたら下記に御連絡下さい。
メールは、info@fukuoka-keizai.co.jp 連絡先は、０９２ー４７４ー４４５５ インターネットNEWSリリース担当 高嶋まで
ウェブサイトで１日１記事を掲載して毎日更新をしていますが、メールマガジンでは『ふくおか経済ＮＥＷＳ速報！』を１週間分まとめて先行してお届けしています。
ふくおか経済ＮＥＷＳ速報！ メールマガジン 購読申し込み
（無料）
