インターネットコンサルティング、Webマーケティング事業のペンシル(福岡市中央区天神一丁目、覚田義明社長)は二月末、ディープジャパン(福岡市博多区博多駅東一丁目、飯田国大社長)と共に中国
上海市にWebコンサルティング会社を設立した。
これは、国内企業の中国進出が増える中、中国市場でマーケティングを重要視したネットプロモーション事業を展開できるかどうかを調査するために開設したもの。同社は昨年十月と十二月、上海市でセミナーを開催しており、国内進出企業をはじめ中国の有力企業など多数の参加が
あったことから、現地法人の開設に踏み切った。社名は「上海マーケティングジャパン」で、社長には林海氏(三十四歳)が就任した。同氏は覚田社長が上海を視察する際にサポートした人物で、日本および中国で勤務経験があるという。従業員数は同氏以外に二人の採用を予定しているほか、中国進出企業のコンサルティング事業を本格的に開始した和田
一夫ヤオハン創業者を同社の顧問に迎えている。
覚田社長は「セミナーで好感触は得たものの、果たして今まで日本でやってきたものが上海で通用するのか、実際に確かめてみないと分からない。しかし、これまで日本の中国進出企業の多くが失敗したのはマーケティング不足に起因しているため、ネットプロモーション事業が成立
すれば、皆さんの役に立てるはずだ」と話している。
同社は一九九五年二月設立、資本金は一千万円、売上高は三億七千万円、従業員数は四十五人(正社員二十七人)。関連会社にハッピープロジェクト(同代表)がある。
覚田社長は大阪府枚方市出身で、一九六四年四月九日生まれの四十 歳。趣味はオーディオ、登山、ワイン。
2005.3.15 発行 週刊経済より
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