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2003年6月24日

「一風堂」は05年をめどに45店舗体制を構築

力の源カンパニー 薬院の店舗物件に本社を8月移転


  ラーメン店「博多一風堂」等の経営、飲食関連のコンサルティングを手掛ける蒲ヘの源カンパニー(福岡市中央区今泉二丁目、河原成美社長)は、五年後をめどに本社屋建設を構想している。  同社はこのほど同市中央区薬院一丁目のモデルルーム跡地を購入、今年十月に一風堂薬院店をオープンするとともに、同所に本社事務所を移転する。河原社長によると「八月に移転する事務所で五年ぐらい過ごす予定。五年経てばまた状況は変化し、売上高も今の四十数億円から百億円台を目標に事業展開を計画していきたい。そうなれば当然物件も手狭 になってその次の場所が本社社屋になるのでは」という。
 八月移転予定の場所は薬院四つ角を東へ五十m。二階建てで敷地面積は三百五十u。事務所分の延べ床面積は三百u、店舗分の延べ床面積は百u。
 また同社は現在、福岡、関東圏、関西圏、名古屋、北海道に「博多一 風堂」を二十二店舗展開、二〇〇五年めどに四十五店舗体制を目指す。
 計画では今年八月から九月にかけて神戸、札幌、十月には福岡・薬院に出店し、年内をめどに東京、名古屋と計五店舗を出店する予定。来年、再来年でさらに十店舗ずつの出店を計画。一風堂は四十五店舗達成後いったん展開休止し、〇八年頃までに新業態をそれぞれ五店舗、十店 舗ずつ出店する方針。すでに、中央区大名一丁目に一店舗経営する中華麺酒家「五行」の東京一号店を六月に東京・西麻布にオープンする。広さは七十五u。また、福岡・警固の「虎的厨房」は「虎的麺厨房」に改名し、六月にリニューアルオープンする。現在は中華の小皿中心だが、今後は中華麺、うどん・そば、そうめん、フォー(ベトナムの米麺)な ど麺中心の新しいスタイルで展開し、来春には東京に進出する計画も。「えん萬」・「その壱」は一方がうどん屋になって、もう一方が中華麺を中心とした手頃な価格帯の大衆中華に、とイメージしている。
 河原社長は「〇五年で一風堂開業二十周年、会社としては二十期目を迎えるが、この時期までに『総合粉食創成企業』としての新しい方向性 を打ち立てたい。〇五年までに五ブランドをしっかり確立させ、売上高も現在の倍以上の百億円を視野に入れておきたい」と話す。
 同社は八五年十月設立、資本金は一億六千万円、売上高は四十四億円(〇二年十二月期)、従業員数は八十五人。
 河原社長は一九五二年十二月十八日生まれの五十歳、三潴郡城島町出身、九州産業大学商学部卒。

※上記の記事は弊社が発行するニュース速報紙「週刊経済」の一部抜粋記事です。他企業の詳細情報まで御覧になりたい場合は、御購読をお勧めします。また、その他に御質問・御要望などございましたら下記に御連絡下さい。
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