プロバイダーの株式会社コアラ（福岡市中央区天神一丁目、尾野徹社長）は、七月一日から福岡市都市圏で、24メガのＡＤＳＬ接続サービスを開始する。
　通常の12メガのＡＤＳＬに比べて約二倍の速度を持つ24メガのＡＤＳＬサービスを福岡市から二日市市にかけて、約九十万人を対象にサービスを提供する。価格は接続料が月額三千百八十円、アナログ回線用モデムが五百円。同事業では初年度売上高を約四千万円、新規契約を千五百件から二千件見込んでいる。
　同社の尾野徹社長は「今回の24メガの通信サービスは、日本初のサービスになっている、福岡という地域で、ネット環境の発展に貢献できる」と話している。
　同社は一九八五年五月創業、二〇〇〇年六月設立、資本金は三億七千三百五十万円、従業員数は三十五人。売上高は三億三千八百万円（二〇 〇三年三月期）。
　尾野社長は大分市北下郡町、一九四九年三月二十六日生まれの五十四歳、九州工業大学工学部電気工学科卒業、趣味はジャズ鑑賞。
2003.07.1 発行　週刊経済より