東区東浜１丁目の博多第３工場が本格稼働
かねふく ３工場が連動して生産効率を向上
辛子明太子を中心に水産加工品の製造卸を手掛ける株式会社かねふく（福岡市東区東浜一丁目、竹内昌之社長）が、今年三月から同市東区東浜一丁目に建設していた新工場が六月二十四日に落成し、三十日から本格稼働
を始めた。
これは近年の食品に対する品質表示の重要性を背景に、同社の主力商品である辛子明太子の国内生産需要が増加傾向にあることから、同社国産品ブランドの拡充および生産業務の効率化を目的としたもの。場所は国道３号沿い東消防署の西隣り。敷地面積は一千九百三十四平方メートル、建築面
積は一千二百八十四・六平方メートルの鉄骨造り平屋建て（一部二階建て）。一階が工場、事務所、二階が食堂となる。今年一月に土地および建物を取得し、三月から増改築を実施。六月三十日付で本格稼働した。名称は「株式会社かねふく博多第三工場」。同工場は今後、同市東区東浜一丁目の博多第一工場、博多第二工場と連動して、三工場による生産ラインの分業化お
よび生産効率向上、物流コストの削減を推進する。
同社では「新工場稼働で、博多三工場の生産能力は日産五トンとなる。今後も高品質の商品開発に力を入れるなど、国産ブランド強化に努めていきたい」と話している。
2003.08.5 発行 週刊経済より
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