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2003年9月11日

中国寧波市に現地企業と合弁会社を設立

三和システム 杭州湾大橋の完成にらみ

 自家発電装置の企画・開発・販売の三和システム株式会社(久留米市合川町、森光実紀雄社長)は四月、中国の浙江省寧波市に現地企業との共同出資で情報システム会社を設立した。
 現在、寧波市では杭州湾をまたいで上海市を結ぶ「寧波杭州湾海上橋」の建設が進められているが、合弁会社では橋の工事の施工管理および完成後の課金システムについて遠隔監視を担う。社名は「寧波三和網絡自動化行程有限公司」。三和システムが四九%を出資、現地企業が五一%を出資している。従業員は現地採用も含めて十人。同社の中国にお ける拠点は、全額出資する上海市の「光紀計算机系統有限公司」、天津市の天津連絡事務所に次いで三カ所目となる。
 同橋は、杭州湾北岸の浙江省嘉興市と南岸の同省寧波市を結ぶもので、全長三十六qは海を横断する道路としては世界最長。寧波市と嘉興市の共同出資で設立された「寧波杭州湾大橋投資開発有限公司」が建設 を請け負っている。開通予定は二〇〇九年。

5月期連結決算の売上高は12.5%増の45億円

 また、同社の二〇〇三年五月期連結決算の売上高は前期比一二・五%増の四十五億円、経常利益は一億円となった。
 主要販売先である自動車業界の好況を受けたもので、工場への自家発電装置および関連商品の売れ行きが好調だった。内訳は三和システム単体で四十一億円、各発電設備などの施工・監理、メンテナンスを手掛ける三和エンジニアリング株式会社(同所、同社長)、システム構築・ソフト開発の株式会社エスビーシー(東京都千代田区、同社長)などの関連会社で四億 円となっている。
 同社は一九八〇年十一月の創業、八五年の設立。資本金五千万円。従業員七十六人。
 森光社長は浮羽郡田主丸町出身で、一九五一年三月三十日生まれの五十二歳。専修大学経済学部卒。趣味は写真。

2003.08.5 発行 週刊経済より

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