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2003年9月16日

03年度ロボット販売台数1万数千台を見込む

安川電機 累積販売では10万台超える

 産業用ロボットメーカーの株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、中山眞社長)の二〇〇三年度ロボット販売台数は、前期比約一五%増の一万数千台を見込んでいる。累積販売台数では十万台を超える見通し。  自動車産業向けのアーク溶接やスポット溶接、塗装用途などで販売台数を伸ばしており、IT関連産業向けの液晶パネル搬送や半導体ウェハ搬送用途においてもシェアを伸ばすなど、四〜六月は月間一千台を超えるペースで受注した。同社では各用途毎に新たにロボットを開発して顧客満足の向上、製品競争力の強化を図っており、シェアアップと販売台 数の増加で、世界トップシェアを目指している。

 コンパクトなオゾン水処理装置を開発
 また、同社は七月下旬、小型オゾン水処理装置を開発した。
 これは下水処理などに用いる装置で、従来の約六分の一まで小型化し たもの。トイレや公園のせせらぎなどに処理水を再利用する手法として有効な手段だが、装置の省スペース化と低コスト化が課題となっていた。同社の装置は、小型化したことで工場で製作・試験を実施した後そのままトラックで搬送できるため、現地での据付工事や試験が簡単になり、工期を短縮できる。また、従来は、オゾンを分解する方法として、 触媒や活性炭を用いる方式のため、フィルターの定期交換が必要だが、同装置は定期交換が不要などメンテナンスを簡素化している。
 同社は一九一九年十二月に設立、資本金は百五十五億四千万円、売上高は千百三十四億七千四百万円(〇三年三月期)、従業員は三千三百二十三人。

2003.08.5 発行 週刊経済より

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