logo
 
2004年2月13日

10月から自社開発塗料の販売を開始

三州ペイント 自社塗料商品を集約

 防水塗装工事業の三州ペイント(福岡市博多区博多駅前三丁目、大内芳孝社長)は十月一日から、自社塗料製品の販売を開始した。
 塗料の名称は「サンネクストスーパーストロング21」で、従来の「サンネクストトップ」、「サンネクストベース」、「サンネクストルーフトップ」、「サンネクストルーフベース」の四種類の塗料製品を集約し改良を重ねたもの。家屋の材質が塗装に適さず塗装という観念がなかった寒冷地でも塗装ができることから、東北、北陸、北海道などの大幅なシェアアップを目指している。
 また、同製品は四種類の「サンネクスト」シリーズの良さを集約したもので、超低温式(マイナス一〇℃〜〇℃)でも造膜できる一方、気温三十五℃という高温下においても安定した塗料性能を持つ。光触媒、無光触媒機能を有しており、低汚染性、防カビ性、防藻性、空気浄化性などの性能を持つ。
 同社の田中登志江取締役は「自社開発した商品で、家の機能を回復する塗料として米国のデュポン社が審査する『デュポンスマートペイントソリューション』のライセンスも取得している。今後は全国、特に寒冷地などへの普及に力を入れていきたい」と話している。

 5年後全県1支店体制で売上高120億円を目指す

 また、同社は五年後をめどに全国の各都道府県全てに拠点を開設、売上高百二十億円を目指している。
 新製品の開発に伴い、支店のない県、特に塗料などがあまり認知されていなかった寒冷地にも拠点を開設し、同商品を普及させることで大幅な売上アップを図る。現在全国で三十支店を展開しているが、五年後には全ての都道府県への開設を予定している。
 大内社長は「ここ十年前から不況もあってか、一戸建てを購入するよりも、今ある家を塗装で復旧するという動きが目立っている。当社ではそのようなお客様も含めて自社塗料をより多くの方に提供していきたい」と話している。
 同社は一九八四年三月設立・創業、資本金は一千万円、従業員数は三百五十人、二〇〇三年六月期売上高は五十七億七千万円。現在大阪本部のほか、中国に二支店、四国に二支店、関西に五支店、中部に十支店、関東に七支店、東北に三支店、北海道に一支店を展開している。
 大内社長は大阪市門真出身、一九四九年二月二十日生まれの五十四歳、大阪太成高校卒業、趣味はゴルフ(HC12) 。

2003.11.26 発行 週刊経済より

 バックナンバー
HOME月刊ふくおか経済最新号ニュース投稿/取材依頼広告掲載人材採用/転職お問い合せ 会社案内
Copyright (C) 2000 fukuoka keizai. All rights reserved. 掲載記事の無断転載はお断りします。