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2004年4月16日

東京支店をJR羽沢駅内に3倍増床移転

福岡倉庫  5月めどに北関東営業所

 5月めどに北関東営業所 地場大手倉庫業の福岡倉庫(福岡市中央区多の津二丁目、富永太郎社長)は三月、横浜市神奈川区羽沢町のJR横浜羽沢駅内に東京支店を拡大移転した。移転後の床面積は約三倍。  これは、同支店の主力となる海外引越事業の拡大および、輸送事業の強化が狙い。平屋倉庫で床面積は約千u。投資額は五千万円強。これまで東京に自前の倉庫はなかったが、これにより一時保管できるスペースが確保できるため、今後は混載便を組むなどしてコスト競争力をつけ、営業強化を図っていく。  また、同社は五月をめどに、茨城もしくは千葉県内で北関東営業所を開設する。これまで関東地区の輸送セクションは東京と高崎の二拠点だったが、三拠点体制とすることで北関東地区エリアの営業強化を図る。なお、同社は自社所有のトラックはほとんど有せず、中小零細の運送会社と事業提携して全国二百五十台の輸送ネットワークを構築してお り、積荷の手配、倉庫一時保管を手掛けている。自社トラックを有する運送倉庫業者との違いやメリットは、発注者である荷主は発注量の変動にも柔軟に応えることができ、協力運送会社には運行効率向上を促進できる。
 12月期売上高は前期比3.5%増の売上高85億500万円 また、同社の二〇〇三年十二月期の決算売上高は、前期比三・五%増の売上高八十五億五百万円となった。  輸送セクションが同七・五%増の四十一億六千万円と伸長したこと、またグループ会社の福岡運輸鰍ゥら昨年四月に福岡空港近くの土地を購入し、現在二百二十台収容可能な駐車場として運営しているが、同所の稼働率が極めて高かったことなどが売り上げ拡大に貢献した。  同社は一九四八年十月設立、資本金は一億円、従業員数は二百五十人。  富永社長は福岡市出身で、七二年九月二十三日生まれの三十一歳。学習院大学卒。

2004.2.24 発行 週刊経済より

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