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2004年5月27日

5億円投じ築180年の旧家を核にした本店複合施設

ベストアメニティ 宿泊・飲食機能などを整備し来春開業

 雑穀米を中心とした自然・健康食品メーカー、ベストアメニティ(三潴郡三潴町、内田弘社長)は、約五億円を投じ、三潴町西牟田に築百八十年の旧家を核にした複合施設を建設する。来年三月までの全店開 業を予定。  
  今年一月に取得した本店用地の活用性を考慮し、複合化を決定した。場所は「十連寺公園」そばで、敷地面積は約一万u。同敷地内の築百八十年の旧家(建物面積・約六百u)を核に、温泉旅館、自然食レストラン、陶芸、石釜、エステ、直売店、バーなどを整備する。また施設の裏 手には田畑も確保し、収穫した食材を、旅館やレストランの料理としても提供する。  
  投資額は旧家の改築、施設建設費合わせて約五億円(土地代含まず)を試算。今秋には外観パースが完成する予定で、早ければ来年初頭に着工、同年三月までの全店開業を目指す。  
  内田社長は「古い建築様式、情緒を体験できる趣きある施設にし、当社の理念、取り組みといった、全てを見ることのできる集大成的な位置付けにしたい」と話している。なお本社機能は移転しない。  
  同社は九〇年四月に設立、資本金は一千万円。現在、自然食ペットフード会社、雑穀米の焼酎会社、農業法人など九つのグループ企業を運 営。四月には、同社のレストラン事業部と弁当・総菜製造業のヤマゴ食品梶i筑後市新溝、中山博友会長)が合併し、活齣Vやまごを設立する。グループ売上高は五十億円(〇三年三月期)、グループ従業員数は四百一人。  
  内田代表は大分県佐伯市出身、五七年四月十三日生まれの四十六歳、 県立佐伯高校卒。趣味はゴルフ。

2004.3.30 発行 週刊経済より

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