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2004年10月19日


若年者2400人の受講者目指し就業即戦力講座開講

若年者しごとサポートセンター 県内企業受け皿に8分野で

 福岡県雇用対策協会(福岡市中央区天神一丁目)が運営する「若年者しごとサポートセンター」(同所)は、九月から若年者対象の就業即戦力講座を順次開講し、初年度二千四百人の受講者数を目指す。
福岡県では十五歳(高校生不可)から三十四歳までの若年者の完全失業率が一〇・四%(二〇〇三年度)と、全国平均の七・六%を大きく上回っていることを受け、同県が推進する八つの分野における人材育成プロジェクトに基づき、同センターが事務局となり事業進行していく。
 県が推進している人材育成プロジェクトとは、ITビジネスが求める 若手SEの育成、戦略的産業分野の中核となるシステムLSI技術者の育成、「フクオカ発マルチメディア情報文化」の旗手育成、コミュニケーション産業(コールセンターなど)における若手人材の育成、「新生活産業」への起業人材育成、自動車産業などの裾野を支えるものつくり人材の育成、「大川家具」振興を中心とする地場産業の人材育成、アジ ア向けに九州の産品を売り込む「アジアセールスパーソン」の八分野で、これらの分野に関連した事業を展開する地場企業、および団体が受入先となり実際の研修を実施する。
 より専門スキルの習得が身に付けられるよう、分野ごとには数種類のコース(全三十九種類)を設定。定員はコース別に数十人から数百人程 度で、受講期間は二週間程度の短期集中型から、三カ月を超える長期型まであり、受講料は教材費を除き無料となっている。
 中村政弘センター長代行は「アジアを見据えた地場産業の将来を担う若年者の就職を支援し、失業率の上昇に歯止めをかけ、地元経済の活性化につなげていきたい」と話している。
なお同事業の支援機関として提携している企業・団体は、高度IT人材アカデミー、福岡システムLSIカレッジ、麻生グループ、福岡県産業・科学技術振興財団、福岡県システムLSI設計開発拠点推進会議、マルチメディア・アライアンス福岡、福岡ソフトウエアセンター、北部九州自動車百万台生産拠点推進会議、福岡県ものづくり協議会、福岡県産業デザイン協議会、大川インテリア産業振興センター、福岡県工業技術センター、福岡県海外企業誘致センターなど。

飯塚、久留米両市内に支所を開設

また同センターは十月一日、飯塚、久留米両市内に支所を開設する。地域に密着し、若年者層の就職支援事業を円滑に実施することを目的としたもので、八月二十六日の北九州支社に続く開設となる。
 場所は飯塚支社が「飯塚市市民交流プラザ」(飯塚市吉原町)の四階、久留米支社が「サンライフ久留米」(久留米市諏訪町)内で、福岡センターと同様、就職・起業相談、求人・求職情報の提供、就職サポートセミナー等の講習会が受けられる。
 同センターは今年七月、若年者の就職・キャリアアップ支援、および県内企業との円滑な雇用関係の成立促進を目的に開設、スタッフ数は三十二人。利用登録料は求職者、企業側とも無料で、窓口の営業時間は平日が午前九時半から午後七時まで、土曜日が午前十時から午後五時まで となっている。

2004.9.22 発行 週刊経済より


※上記の記事は弊社が発行するニュース速報紙「週刊経済」の一部抜粋記事です。他企業の詳細情報まで御覧になりたい場合は、御購読をお勧めします。また、その他に御質問・御要望などございましたら下記に御連絡下さい。
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