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2005年1月5日


福岡玉屋跡地のテナント発表は来年以降に

東京都のアスクプランニングセンター

不動産企画・設計などを手掛けるアスクプランニングセンター(東京都渋谷区、廣崎利洋社長)が来年末の開業を目指して福岡玉屋跡地に建設している商業施設のテナントについて、当初予定していた開業一年 前の決定は難しい状況となっていることが分かった。
 同社では昨年十二月に商業施設(仮称「タイムトンネルゲート」)の概要を発表、テナントについては開業の一年前をめどに決定したいとしていた。しかし当誌の取材に対し「テナントについてはまだ白紙の状態。どこかで発表はしたいと思っているが(テナント決定は)開業直前 までかかるのではないか」としており、年内の発表は難しい状況となっている。ただ二〇〇五年末の開業時期やフロア構成(一〜三階が衣料関係、四〜七階まではアミューズメント、八〜十階が美容・健康関係、十一階が飲食店)については「現在のところ変更はない」としている。
 商業施設は敷地面積約四千五百u、建物は鉄骨(一部鉄骨鉄筋)造り で地上十一階、地下一階建て。延床面積は約四万u。現在は旧ビルの解体を終え、地中障害物撤去や杭打設などの作業を進めており、物資ベースの進捗率は「一〇%未満」(同社)となっている。
 福岡玉屋跡地は米投資銀行のバブコック・アンド・ブラウンを事業主体として、アスク社が施設の企画、設計、運営を受託。当初は〇四年末 の開業を予定していたが、昨年十二月に事業主体が米不動産投資会社のケネディ・ウィルソン・ジャパンに変更したことから、計画の変更を打ち出していた。
 アスク社は一九七三年十二月の創業、七四年六月の設立。資本金六十一億九千九百十四万円。八八年九月には株式の店頭公開を実施してお り、今年二月に開業した百貨店「小倉伊勢丹」(北九州市小倉北区)の企画・設計も手掛けている。

2004.11.2 発行 週刊経済より

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