北九州市若松区にトマト栽培の温室
カゴメと電源開発 総事業費23億円
調味食品等の製造・販売のカゴメ(名古屋市、喜岡浩二社長)と電気事業の電源開発(東京都、中垣喜彦社長)は新会社を設立し、若松区響灘地区にトマト栽培の温室を建設する。総事業費は二十三億円。
これは二社が生食用生鮮トマト生産事業を共同で実施するための新会社を設立することに合意したもの。既に北九州市若松区柳崎町に進出している電源開発鰍フ事業用地内にフロア面積約四・三haの鉄骨造一階建てのガラス温室二棟を建設する。
新会社の名称は響灘菜園株式会社(仮称)、資本金一億円(出資比率 はカゴメ釜Z六%、電源開発且O四%)、代表者はカゴメ鰍ゥら派遣予定。「こくみトマト」「デリカトマト」等のカゴメブランドのトマトを生産する。建設着工は二〇〇五年春、初出荷は〇六年春を予定しており、生産量は年間約二千五百トンを見込む。約百三十人(パート含む)の採用を計画している。
今回同社が若松区響灘地区に進出した要因としては、カゴメ鰍ェ九州での生産拠点を検討していたことや北九州市が「北九州市国際物流特区計画」の一環として策定した「特区推進条例」により臨港地区内の建築物にかかる規制を緩和したことなどが挙げられる。
2005.1.25 発行 週刊経済より
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