logo
 
2005年6月27日


約60億円投じ博多区東光寺町2丁目に大型複合商業施設

東京都のコマーシャル・アールイー 延床面積は1万4000u超

 

 倉庫など事業系不動産業のコマーシャル・アールイー(東京都中央区京橋二丁目、甲斐田啓二社長、以下CRE社)は、福岡証券取引所上場の九州リースサービス(福岡市博多区博多駅前四丁目、榎本重孝社 長)と共同で、五月中旬から総事業費約六十億円をかけて、博多区東光寺町二丁目に開発型SPC(特別目的会社)を活用した大型複合商業施設「(仮称)コマーシャルモール博多」を開発する。
 CRE社は〇四年二月に、民事再生手続きを申請した澱粉・糖化品製造販売の参松工業福岡工場跡地、約一万uを昨夏に約二十億円で取 得。同年九月に九州リースサービスと共同で開発型SPC、コマーシャルモール筑紫通(福岡市博多区博多駅中央街、須貝信社長)を設立し、準備を進めていた。CRE社では本格的な開発型SPCを活用した大型複合商業施設の開発は、全国で初めて。テナントにはアミューズメント施設やレンタルビデオ店、スーパーマーケットなどの物販店舗を中 核に計十四店を予定しており、今年十一月末のオープンを目指す。
 場所は、通称「筑紫通り」沿い山王公園の南側。建物は鉄骨造りの三階建てで、敷地面積が一万六百九十九u、建築面積が六千三百五u、延床面積は一万四千百三十u、店舗総面積は九千八百六十三u。  構想では一階には入り口正面モールを挟んで南側に物販店舗を二店 (二千九百六十四u)、北側にレンタルビデオ店(千百九十八u)、レストラン(三百三十二u)、二階には南側にアミューズメント施設(二千四百四十七u)、北側にインターネットカフェ(六百八十五u)、レンタルビデオ店(千三百十三u)などを予定している。駐車場は一階百十四台、三階百四十九台、屋上七十八台の合計三百四十一台が収容可能 となる。
 四月末現在で、九州初出店となるアミューズメント施設「the 3‐RD PLANET」が決定している。テナント誘致は、地場不動産業の理創(福岡市博多区博多駅東一丁目、田中啓之社長)と東証一部上場の大和ハウス工業が担当し、五月末までにテナントを決定する予定。CRE社AM事業本部インベストメント事業部、縄田貴光西日本チーム課長は「博多区内のロードサイド型複合型商業施設としては、最大規模になる見込み。完成後は、他の投資家に売却する可能性もある」と話している。
 CRE社は一九八〇年六月設立。資本金十九億六千三百五十三万円。従業員数百六十二人。設立以来、倉庫や工場、店舗などの事業系不動産をメーンに展開し、九五年に株式を店頭登録(現ジャスダック証券取引所)している。〇四年十一月に幸洋コーポレーションから、事業用・商業用を意味するコマーシャルと、不動産を意味するアールイー(Real Estateの略)を合わせた現社名に変更。〇五年三月期の連結売上高は二百二十六億二千七百十九万円。

2005.5.17 発行 週刊経済より


※上記の記事は弊社が発行するニュース速報紙「週刊経済」の一部抜粋記事です。他企業の詳細情報まで御覧になりたい場合は、御購読をお勧めします。また、その他に御質問・御要望などございましたら下記に御連絡下さい。
メールは、info@fukuoka-keizai.co.jp  連絡先は、092ー474ー4455 インターネットNEWSリリース担当 高嶋まで

ウェブサイトで1日1記事を掲載して毎日更新をしていますが、メールマガジンでは『ふくおか経済NEWS速報!』を1週間分まとめて先行してお届けしています。
ふくおか経済NEWS速報! メールマガジン 購読申し込みふくおか経済news速報申込み(無料)
 バックナンバー
HOME月刊ふくおか経済最新号ニュース投稿/取材依頼広告掲載人材採用/転職お問い合せ 会社案内
Copyright (C) 2000 fukuoka keizai. All rights reserved. 掲載記事の無断転載はお断りします。