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2005年7月1日


防腐剤無添加の製法を開発し液体石けんの生産を開始

シャボン玉石けん 専用ライン設置し7月1日発売へ

 

 北九州市若松区南二島二丁目の無添加石けんメーカー・シャボン玉石けん(森田光徳社長)は、防腐剤無添加の製法を開発し、液体石けんの生産を開始する。七月一日に台所用、洗濯用、洗顔用など七種類の商 品を発売する。
 天然油脂とカセイカリを一週間(液体は五日間)かけて反応させ、排水浄化作用があるとされるEM(有用微生物群)を配合する製法を開発したもので、通常の液体石けんはカセイカリを使って水を加えるため、防腐剤を必要とする。新製法はEMの抗酸化作用により、防腐剤や殺菌 剤を添加せずに製造できる。同社は、数年前から北九州市の依頼を受けて天然石けんを材料とした消防用の消火剤の研究開発を進めていた。防腐剤を必要としない製法はこの過程で確立したもので、「無添加で丸二年品質保証できる製法が確立できた」(森田社長)ことから、製品化に踏み切る。
 発売する液体石けんは台所用、洗濯用、洗顔用、ハンドソープ、ボディソープ、シャンプー、リンスの七種類。防腐剤をはじめ香料・色素・酸化防止剤などの化学物質をまったく添加していない。当初は月産百tをめどにスタート。販売状況を見た上で、増産する方針。  このため、六月中旬までに同社工場内に反応釜や充てん機などを設置 し、液体石けん用のラインを整備。また、同時に製品化のめどがついた消火剤の生産施設も増強している。
 EMは乳酸菌や酵母など有用微生物を集めたもので、国内外で海や河川、湖の浄化に活用されているという。同社は、二〇〇四年三月から固形石けんに配合し、「EM石けん」として化粧用、台所用、洗濯用粉石けんの三種類を販売している。今回の液体石けんの発売で、同社のEM配合商品は十種類になる。

 固形石けんでもEM配合商品を1.5倍の月産150tに増産

 また、同社は固形石けんでもEM配合石けんを一・五倍の月産百五十tに増産する。  発売から一年を経過し、販売が好調なことから増産に踏み切るもの。液体石けんの発売も合わせて生産量が大幅に増えることから、年内をめどに物流ラインも更新。在庫管理、出荷仕分け、固形石けんの包装などを自動化する。さらに、来年をめどに敷地内に新事務所棟の建設も検討している。

2005.5.24 発行 週刊経済より


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