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2005年7月4日


約80億円かけ天神2丁目に女性対象の商業施設

東京都の東京建物 核テナントは今夏までに決定

 

 東証一部上場の東京建物(東京都中央区八重洲一丁目、南敬介社長)は五月十二日から総事業費約八十億円をかけて、福岡市中央区天神二丁目に二十五歳から三十五歳の女性を対象とした商業施設を建設する。施設名やテナントの決定はこれからで、各フロアの核テナントを今夏までに決定し、完成は来年九月を予定している。
 同社は〇三年二月に、岩田屋グループが所有する福岡市中心部およびその周辺の不動産二十件を、SPC(特定目的会社)の天神ホールディングス(東京都千代田区神田神保町一丁目、杉本茂社長)を活用して 一括購入。その中の一つで、通称「きらめき通り」地下通路とも直結する「天神二丁目」の角地を再開発するもので、「きらめき通り交差点」における最後の大型商業施設として建設する。  施設コンセプトは大人の女性のための「マイプライベートストア」で、テナントにはファッション店を中核に雑貨店やカフェ、喫茶など計五十〜六十店を計画。天神地区に来たら必ず立ち寄れる場所を目指すという。
 場所は岩田屋新館の東側。敷地面積は千五百五u。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造りで、地下三階地上八階建てで、建築面積が千百九十六u、延床面積が一万千六十八u、店舗内通路含む売場面積が七千三百u。駐車場二台のほか、自転車二百七十五台、原付自転車三十一台、自動二輪車二十六台と合計三百三十二台を収容する駐輪場を設置する。
 計画では建物は壁面全体を、石とガラスの組み合わせをベースにした外観フォルムにし、店内が見えるようファッションショーケースをイメージして、開放された空間を演出する。また、通称「きらめき通り」地下通路とも直結させて地下街を回遊できるようにする。  五月十一日時点で百五十店から入居希望があるそうだが、正式には決定していない。有力なテナント候補としては、若年層化してきている大名地区にある既存のショップや、東京で試作段階のブランドを新業態にして入居させることも検討している。
 居賢悟福岡支店長は、「天神地区の商業施設は、ターゲットが若年層か、オールターゲットのものがほとんど。同施設は二十五歳から三十五歳に特化して勝負していきたい」と話している。
 同社は一八九六年十月創立。資本金五百十六億円(〇四年十二月末現在)。従業員数二百九十八人。〇四年十二月期営業収益は一千六百十二億九千六百万円、経常利益は百七十九億五千百万円。全国で都市開発、ビル賃貸、不動産証券化など手掛けている。

2005.5.24 発行 週刊経済より


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