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2005年4月21日


発電機用防音パッケージの塗装工場が4月に稼働

田川郡のヒット 総事業費は3億5000万円

 自家発電装置用防音パッケージ製造のヒット(田川郡大任町、高橋均社長)が、本社敷地内に三億五千万円をかけ建設している塗装工場が四月に稼働した。総事業費は三億五千万円。
電力供給の自由化で自家発電装置の普及により、屋外に設置しても環境負荷が少ない防音パッケージの需要増を見込んだもの。敷地面積は七千u、建築面積千六百二十u。工場の高さは七m。新工場では、自動車全般に導入されている防錆力の強いカチオン電着塗装ラインを設備、百八十uの地下部分があり深さは三m、全高十mで高さ二・五mまでの製品に対応する。工場内はつり下げ自動コンベア形式で、カチオン電着槽を製品が通過する。これにより半永久的な防錆性を持った製品ができ、これまで手作業で塗料を噴霧して起こっていた色むらがなくなり、重ね塗りでの防錆対策の塗装作業時間短縮になる。一台あたりの塗装作業時間は現在の七人体制、三時間半が、新工場では四人体制の約二時間に短縮され、月産百台の防音パッケージ生産で現在の二倍の生産能力を目指す。高橋社長は「塗装作業の効率化で、他の事業にも注力でき事業拡大が見込める」と話している。  同社は一九八八年設立、資本金は三千八百六十万円、売上高は十五億円(〇四年九月期)、従業員は六十人(パート含む)。
高橋社長は鹿児島県出身、一九三九年十一月五日生まれの六十五歳、鹿児島県立頴娃高校卒、趣味はゴルフ、ガーデニング。

2005.2.22 発行 週刊経済より

 

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